
法定外研修報告書(まとめ)
日時:令和7年12月13日(土)
主催:大阪介護支援専門員協会 堺ブロック
テーマ:「ケアマネ業務の効率UP(IC・介護DX)」
大谷ブロック長より、2025年度堺ブロックテーマ「ケアマネ業務の効率化」について説明があり、6月に実施した「タダカヨ」研修のアンケート結果から、ケアマネジメントプロセスの導入は比較的進んでいるといった結果がみられた。
その中でも担当者会議録やケアプラン等の文書作成負担が大きいという課題が浮き彫りになったことを共有。
・内容:ケアマネジメントプロセスに基づく効率化の実践紹介
・法人で作成した重要事項説明用動画の活用
・ChatGPTやAIケアマネジメントの導入事例
・Google Keepを用いたアセスメント・居宅サービス計画書・会議録・モニタリング記録の効率化
成果として、日々の工夫により作業効率が向上した。利用者・家族と向き合う時間を確保できる実感できるようになったなど前向きな意見があった。一方で留意点として個人を特定できる情報はAIに入力しない。AIの提案内容が利用者の実像に合致しているか確認が必要という意見。
テーマ:「介護DX時代に忘れてはいけないもの」
効率化の流れが強まる現代社会においても、思いやりのある思考、深い思考と問題解決、良好な人間関係の構築、成長と挑戦を大切にしてほしいと意見。
参加者:4名講師+ケアマネジャーとの意見交換
記録の手間削減・時間短縮により訪問時間が増加、利用者・家族の声を聞く時間が拡充した。AIを専門分野の検討補助として活用(例:口腔栄養、夜間頻尿対策→足のむくみ改善への着眼点を言い出すことができた)思いつかなかった支援策のヒントを得られる有効性を確認
ケアマネジャー業務は広範囲に及び、文書作成の負担が大きい。
AIやDXツールを適切に活用することで、作業効率アップ・時間短縮のメリットがある一方で、対人援助の基本姿勢を崩さないことの重要性を改めて認識する研修となった。